てらぴぁぽけっとの個別セラピーができるようになってきたら、いきなり集団にはいかず、他のお友達と「共同」でセラピーを行う段階を作っています。「個別療育」と「集団療育」の橋渡し、てらぴぁぽけっと独自の「共同療育(ソーシャルセラピー)」とは? その中身をご案内いたします。

★位置づけ

共同療育のよいところ

  • 個別支援と集団の橋渡しの役割を担う
  • お友達と一緒に学び経験する支援形態
  • 集団適応への苦手な部分を分析し、支援する
     ⇒社会性(対人関係、コミュニケーション、他者理解、状況判断 等)を軸としたアプローチ
  • 個別でできたが集団でできないジレンマの解消に向けて

★集団生活の関わり方を練習する場

集団生活でのお困りごとに対し、お友達が居る場で練習します

ソーシャルセラピー3回目のAくん。いつもは「いすを運んでね」の指示に対して自分の分を用意していましたが、なんと今回は自ら進んで「Bくんの椅子も運んであげる!」と意気揚々とお友達のために動く姿が見られました。

同年齢のCちゃんとDちゃん。同じテーブルでおえかきをした後、描いたものを見せ合い、互いに褒め合いました。カード課題も順番に行ったり一緒に遊んだりする姿も見られました。
後日、登室時にCちゃんのお母様から「Dちゃんと遊んだよ」と話してくれたとのご報告もあり、積極的に関わろうとする力が伸びてきたことを一緒に共有させていただきました。

共同支援

① お子様の社会性を育み、成長をのばす支援
「いる・気づく・ふれる・関わる」

② 集団生活を豊かに過ごすための支援
③ お子様の自己有用感や所属感を高める支援
④ 集団適応のニーズに対する具体的な支援の充実